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ワーケーションとは?メリット・デメリットは?ワーケーションに向いている人やコツは?

更新日: Oct 26, 2020

ワーケーションとは?メリット・デメリットは?ワーケーションに向いている人やコツは?

「ワーケーション」という新しい働き方が、注目されています。環境省はワーケーションを推進し、ワーケーションを誘致するホテルや自治体も増加中です。ワーケーションのメリットやデメリット、上手にするコツ、おすすめなシチュエーションなどを紹介します。

導入事例が増加中!4割が「ワーケーションは今後普及する」と回答

4割が「ワーケーションは今後普及する」と回答

柔軟な働き方のひとつとして注目が集まる「ワーケーション」は、今後普及していくのでしょうか。日本トレンドリサーチの調査によると39.5%の人がワーケーションは今後普及していくと「思う」と回答しました(※1)。

しかし、企業側への調査では、ワーケーションを「導入する予定はない」との回答が46.9%と半数近くを占めています(※2)。その他の回答も「導入している」14.9%、「今後導入する予定」(20.0%)、「わからない」(18.3%)と、企業の対応は割れているのが現状です。

一方、環境省はワーケーション推進事業をスタートし、環境整備を後押ししています。ワーケーションプランを打ち出すホテルや、ワーケーション誘致のPR活動や環境整備に取り組む自治体も増えています。ワーケーションは働き方のひとつとして定着するのか、今後の動向が注目されるところです。

※1:日本トレンドリサーチより

※2:日本の人事部 人事白書2020

ワーケーションとは?移住、テレワークとの違いは?

ワーケーションとは?移住、テレワークとの違いは?

そもそもワーケーションとはどのような働き方なのでしょうか。オフィス以外で働くことすべてを指すわけではなく、移住やテレワークとは以下のように区別されます。

ワーケーションとは?

ワーケーションは「Work(仕事)」+「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語で、滞在先でテレワークを活用しながら仕事と休暇を両立することをいいます。

休暇取得の促進を目的にアメリカを中心として生まれた考え方で、日本では働き方改革の一環として取り入れられ、導入する企業も増えています。旅行先や帰省先など場所を問わず柔軟に仕事ができることで、休暇を取りやすくなることが期待できます。

移住、テレワークとの違い

ワーケーションは、引っ越して生活拠点を変える移住ではなく、旅行先や実家などの一時滞在先で普段の仕事を行うことをいいます。自宅やその近くのコワーキングスペースで仕事をするテレワークとも異なり、前述の通り休暇と組み合わせた働き方です。

ワーケーションに向いている人

ワーケーションに向いている人

ワーケーションは普段の職場や住まいと離れたところで柔軟に仕事ができることが魅力です。次のような状況にある人は、大いに活用できるでしょう。

テレワーク、リモートワークができる人

テレワークが広がる中、完全在宅は無理でも一時的・部分的にリモートでの勤務が可能になった人は多いのではないでしょうか。数日だけでもテレワークできる環境なら、旅行先でワーケーションという選択肢が生まれます。

在宅ワーク、リモートワークをしながら地方移住は可能?仕事は?給与は?

在宅ワーク、リモートワークをしながら地方移住、田舎暮らしは可能?仕事は?給与は?

働き方の多様化に伴い、在宅ワーク、リモートワークをする人が増えています。「リモートワークをしながら地方移住したい!」と思う人は、移住前に、在宅リモートワークの仕事を準備しましょう。その方法について解説します。

都会を離れたいけど移住する決心がつかない人

移住してテレワークで仕事を続けたいという人は、お試し移住として現地にワーケーションで滞在してみるのもよいでしょう。現地の雰囲気に触れるとともにテレワークの課題なども洗い出すことができ、本格移住の準備に役立つはずです。

移住先をどこにしていいかわからない人

いずれ移住を考えており、候補地を探しているという人にもワーケーションがおすすめです。現在の仕事を続けながら、いろいろな土地を巡って実際の環境を確認することができます。

1ヶ所にとどまりたくない人

旅行や引越しが好きなど環境を転々とするのを好む人には、仕事によって場所が制約されるのはわずらわしく感じるのではないでしょうか。ワーケーションを取り入れれば、新鮮な環境で常にリフレッシュしながら働くことができます。

仕事を休めないけど旅行に行きたい人

ワーケーションなら旅先で仕事を進めることができるので、まとまった休暇を取りにくい人でも旅行へのハードルがぐっと下がります。就業中だけは別行動になるものの、家族旅行で家族を楽しませてあげることもできますね。

ワーケーションのメリット

ワーケーションのメリット

ワーケーションには数々のメリットがあります。自身だけでなく周囲の人たちや企業側、そして地方にとっても、以下のような効果が期待できます。

リフレッシュでモチベーションアップ

オフィスやテレワークの自宅といったいつもの職場から離れ、新鮮な環境で仕事をできることで、ビジネスにもよい影響をもたらします。

心身のリフレッシュによりモチベーションを保ちやすく、滞在先での体験や環境が刺激になって情報整理やアイデア出しに役立つこともあるでしょう。

ワークライフバランスが向上

プライベートを楽しむ時間が増える、好みの環境に身を置けるなど、働き方の自由度が増すことでワークライフバランスの向上に寄与します。

家族サービスができる

休みがとれずなかなか家族を旅行や帰省に連れていけない人も、ワーケーションを活用すれば仕事と家族サービスを両立できます。

自身は仕事で全てには帯同できないとしても、家族で過ごす時間は増えますし、旅先ならではの思い出を家族に経験させてあげられます。

長期休暇が不要

必ずしも長期休暇をとらなくても遠地に行けるため、業務チームや顧客といった仕事上の周囲への影響も抑えることができます。

出社とくらべると時間や環境に制約があり調整は必要ですが、休むことで迷惑をかけるという恐れが軽減され、心置きなく休暇を楽しめるのではないでしょうか。

出張を兼ねて交通費節約

遠地に出張した際、そのまま現地で延泊するなどしてワーケーションができれば、旅と仕事を兼ねて楽しむことができます。会社の出張旅費規定などが対応していることが前提ですが、交通費の節約にもなり合理的です。出張のモチベーションも上がるかもしれません。

地方に経済効果

ワーケーションの普及は、労働者や企業にとってのメリットだけでなく、地方自治体に経済効果をもたらすことが期待されます。2019年に設立した「ワーケーション自治体協議会(WAJ)」には2019年11月時点で65の自治体が参加しています。

移住につながる施策としても期待が大きく、各自治体でワーケーションツアーなどさまざまな施策が行われています。特に長野県・和歌山県は、Wi-Fi環境整備など補助金を活用しながら誘致に取り組んでいます。

ワーケーション自治体協議会(WAJ)に参加している都道府県、自治体

  • 北海道、北見市、富良野市、ニセコ町、俱知安町、中頓別町、斜里町
  • 岩手県八幡平市
  • 秋田県湯沢市、にかほ市
  • 群馬県
  • 埼玉県横瀬町
  • 神奈川県鎌倉市、逗子市
  • 静岡県静岡市、下田市、南伊豆町
  • 新潟県妙高市、糸魚川市
  • 石川県小松市
  • 福井県福井市
  • 山梨県甲州市
  • 長野県、長野市、松本市、上田市、諏訪市、小諸市、伊那市、駒ヶ根市、中野市、飯山市、茅野市、塩尻市、佐久市、千曲市、軽井沢町、立科町、下諏訪町、富士見町、山ノ内町、信濃町、原村、白馬村
  • 三重県志摩市
  • 京都府舞鶴市
  • 兵庫県新温泉町
  • 和歌山県、和歌山市、田辺市、紀の川市、印南町、白浜町、那智勝浦町、串本町
  • 鳥取県
  • 広島県、呉市、福山市
  • 長崎県、五島市
  • 鹿児島県錦江町、徳之島町、伊仙町
  • 沖縄県名護市

ワーケーションのデメリットと注意点

ワーケーションのデメリット

魅力いっぱいのワーケーションですが、即時実行とはいかず準備が必要です。また、従来と異なる働き方ならではの注意点やデメリットがあることも知っておいたほうがいいでしょう。

仕事環境が必要

ワーケーションはリモートでの業務となるため、滞在先に仕事環境が整ってない場合、設備にコストがかかります。ホテルはWi-Fi普及が進んでおり、高速Wi-Fi・複合機などオフィス環境を備えた「ビジネスセンター」や、ワーケーションプランが設けられているところもあります。

実家などで通信環境が整っていない場合は、ポケットWi-Fiやデータ通信量の増量などの準備が必要です。快適な作業には長時間作業に適した机や椅子も重要ですから、忘れずチェックしておきましょう。

セキュリティ対策

気軽に使えるフリーWi-Fiですが、安全が確保されていない接続もあり、情報漏洩などセキュリティ面でのリスクがあります。また情報漏洩リスクには、デバイスや紙資料の紛失・盗難など物理的なものもあります。

接続方式や使用するデバイスなどのセキュリティ対策については、会社と十分に相談した上で、ルールに則った安全な使い方をしなければなりません。

オン・オフの切り替えが難しい

気づけばほとんど仕事をして過ごしてしまう、逆に仕事モードになかなか切り替えられないなど、ワーケーションではオン・オフの線引きが曖昧になってしまいがちです。

仕事の開始/終了はあらかじめ決めたタイムスケジュールをしっかり守るなど、メリハリをもって過ごしましょう。

コミュニケーションがとりづらい

ワーケーションでは普段と比べると業務上のコミュニケーションに支障をきたす可能性は否めません。通信環境や時差によってやり取りが滞る、あるいは急な問い合せに対応できないなどもあるでしょう。

確実に業務を行える環境を前もって準備しておくとともに、チームでフォローし合えるようあらかじめ連絡体制を整えておく必要があります。

上手にワーケーションするコツ

上手にワーケーションするコツ

せっかくワーケーションするなら、メリットを十分に享受したいですね。心構えや準備をしておくことによって、休暇の楽しみと仕事の生産性をどちらも達成し、有意義な時間を過ごす助けになるでしょう。

仕事だけではなく、滞在も楽しむ

旅先とはいえ、仕事をする時間を落ち着いて確保するには、精力的に観光に出歩くのは不向きかもしれません。施設やその周辺で快適に滞在することをメインに考えた方がストレスにならないでしょう。

観光するのであれば時間を限定し無理のない計画で楽しむことをおすすめします。

テレワーク、リモートワークに慣れておく

いきなり旅先でワーケーションに挑戦してしまうと、環境設定に手間取ったり、リモート業務特有の事象に対応できなかったりする恐れがあります。

まずは自宅などでテレワークを経験し、慣れた上で実行したほうがいいでしょう。できれば自身だけでなくチーム全体がテレワークでの仕事の進め方をある程度確立できた状態が理想です。

休暇もとる

ワーケーションは休暇をしっかり取るための仕組みでもあることを忘れず、オンとオフを切り替える意識が必要です。就業時間を明確にして事前にチームや顧客にも伝えておき、メリハリをつけて休む時間はしっかり休みましょう。

仕事環境を事前確認する

通信環境や電源、長時間作業ができる机や椅子、会議がある場合は声が出せるスペースなど、仕事に必要な環境は確保できるのかを確認しましょう。

滞在先に着いてから不足に気づいても、手配できるとは限りませんし、無駄な手間や出費をかけることになります。計画段階で必要なものが揃っているかしっかりチェック・準備しておきましょう。

ワーケーションにおすすめなシチュエーション

ワーケーションにおすすめなシチュエーション

準備をしっかりすれば、さまざまな場所で実行できるのがワーケーションの強みです。ここからは、休暇を楽しみリフレッシュしながら仕事ができるおすすめのシチュエーションを紹介します。

1、近隣の温泉地に足を延ばす

ワーケーションをしてみるのにハードルが低い場所のひとつは、近場の温泉地です。移動にあまりコストがかからず、旅館のおもてなしで落ち着いた時間を過ごせるでしょう。

何より、休憩中や業務終了後にすぐ温泉に浸かることができるのは、リフレッシュ効果絶大ですね。

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2、オーシャンビューでリフレッシュする

海が見える宿でのワーケーションもおすすめです。仕事の合間に一息ついたとき、海辺の景色や波の音がすぐそばにあれば、心癒やされることでしょう。海辺を散歩したり、海産物の恵みを味わえたりといった楽しみもできます。

3、おしゃれにグランピングを楽しむ

快適な設備で優雅にアウトドアを楽しむ新しいキャンプスタイル、グランピング。充実した施設が増えており、Wi-Fi整備や電源レンタルなどワーケーションに対応できるところも次々とできています。

自然の中で働くという新鮮なシチュエーションに、頭をすっきりさせて仕事に向き合うことができそうです。

4、離島で非日常を過ごす

思い切って非日常に身を置くなら、離島に滞在するのはいかがでしょうか。まとまった休暇をとらないと行けなかった遠地こそ、ワーケーションの恩恵を得られる場所だとも言えます。

政府は国境近くの有人離島のうち71島に、ワーケーションを進める支援を行うことを決めました。伊豆大島や石垣島ではワーケーションに対応したロングステイプランが用意されています。

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5、ラグジュアリーホテルに滞在する

遠方や自然の中でなくても、都会のラグジュアリーホテルも魅力的なワーケーション環境です。

ビジネス環境を完備したワーケーションプランなど、ホテルも力を入れています。快適で利便性も申し分なく、優雅なホテルステイを満喫しながら仕事に集中できます。

まとめ

さまざまな土地でできるワーケーションは、個人にとっても企業にとってもメリットがあり、また地域振興への効果も期待されます。宿泊業界が用意する各種プランや、自治体による誘致活動なども増加中です。

テレワークが急速に普及する中、ワーケーションは「多様な働き方」のひとつとして定着していくのでしょうか。実行してみる場合は、職場との調整と事前準備をしっかり行い、ぜひ有意義な時間を過ごしてくださいね。

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