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地方の水道料金はなぜ高い?水道代が高い・安い都道府県をランキング形式で紹介!

更新日: May 16, 2020

地方の水道料金はなぜ高い?水道代が高い・安い都道府県をランキング形式で紹介!

生活に欠かせない水道料金は自治体によって違うのはご存知でしょうか? 安い自治体と高い自治体では8倍以上、年間7万円以上も差が出てくることも。都道府県ごとに水道料金がどれほど違うのか調査してみました。

水道料金は自治体によって違う

毎日の生活に欠かすことができない水ですが、その料金は自治体によって異なります。平均的な家庭での使用量は1ヶ月に20㎥。この量を山梨県富士河口湖町で使用すると1,195円ですが、北海道夕張市では6,852円になりその差は約7倍です。年間にすると67,000円以上も変わってくるというのは驚きですよね。

また全国的に水道料金の値上げを実施していることから、今後の家計にも影響が出てくることが予想されます。毎日の生活の中で使う水だからこそ、現在住んでいるところや移住先の水道料金は知っておいた方が良いでしょう。

なぜ自治体によって水道料金が違うのか

水道事業は地方自治体が独自で運営しているため、料金水準にも大きな地域差があります。どのようなことが原因で水道料金が変わるのか理由を見ていきましょう。

自治体によって水道料金が違う理由1:地理的要因

自治体によって水を確保する水源の水質や水量は異なります。浄化処理やダムにかかる費用が高い地域であれば、その分水道料金が高くなるのです。水源までの距離が近いのと遠いのとでは、水を届けるための水道管やポンプの維持費の差が出てくるでしょう。水質の状態が悪い場合も同様で水質を良くするための浄化処理に費用がかかります。このような地理的要因で水を確保するための費用や維持費がそれぞれ違うため、料金水準も自治体によって異なるのです。

自治体によって水道料金が違う理由2:歴史的要因

水道布設年次や水利権によっても水道料金の基準の差が生まれます。水道管の老朽化に伴う改築や浄水施設の更新が必要な地域ではその財源を確保するために、水道料金の値上げを実施しなければなりません。水道管の法定耐用年数は40年で、これを超える地域では更新が必要になるでしょう。しかし自治体によっては水道管の修繕や更新にかかる財源の確保が充分にできず、更新の計画の内容や時期が異なることも料金水準の差が生まれる原因と1つとして考えられます。

また、河川には水利権が設定されており、水道業者は河川の水利権を得ることで、所有する地域の河川の水を水道水として自由に使うことができます。しかし、その地域の河川で水道水の必要量がまかなえない場合は、他から水を購入する必要があり、受水費が発生します。受水費は水道水の原価に含まれるため、地域によって水道水の料金水準が異なるのです。

自治体によって水道料金が違う理由3:人口密度

水道設備には費用がかかっているため、人口密度によっても水道料金の負担額が変わります。人口密度が高ければ水道設備にかかる費用を多くの家庭で負担することができるので、1家庭あたりの水道料金を抑えることが可能です。特に下水道は地域で必要な設備に差がないことから、人口が多い地域の方が単価が下がります。人口が少ない地域は、1本の下水道設備を少ない人数(家庭数)で負担しなければいけなくなるので、水道料金が上がってしまうのでしょう。

自治体によって水道料金が違う理由4:大口需要があるか

民間企業などの大口需要者の水道料金の単価は、一般家庭と比較すると高くなっています。大口需要者の料金単価を高く設定している分、一般家庭の料金が低く設定されている自治体が多いです。このため大口需要の数が多い地域であるほど、一般家庭の水道料金を低く設定することができます。

水道の基本料金が平均して高い都道府県は?

順位都道府県基本料金(月額)
1北海道1,412円
2佐賀県1,391円
3福島県1,338円
4石川県1,070円
4香川県1,070円
6宮崎県1,049円
7山口県1,027円
8大阪府1,017円
8大分県1,017円
10奈良県995円
10長野県995円
12京都府984円
13山形県963円
13熊本県963円
15埼玉県952円
16新潟県942円
17兵庫県941円
18東京都920円
19福岡県910円
20滋賀県899円
21福井県888円
22茨城県882円
23高知県867円
24長崎県861円
25岩手県856円
25群馬県856円
27神奈川県845円

水道の基本料金の全国平均は841円/月ですが、この料金よりも高い27都道府県の料金を見ていきましょう。ワースト1位は北海道で1,412円/月。北海道の水道の基本料金が高いのは他の都道府県と比べると面積が広く、人口密度が極端に低い地域を抱えていることが原因と考えられます。

水道の基本料金が平均して安い都道府県は?

順位都道府県基本料金(月額)
1千葉県407円
2静岡県407円
3富山県428円
4鳥取県492円
5三重県513円
6山梨県535円
7島根県589円
8沖縄県620円
9青森県621円
10宮城県621円
11徳島県631円
12愛知県669円
13岐阜県704円
14岡山県717円
15和歌山県749円
16秋田県749円
17鹿児島県749円
18愛媛県764円
19広島県813円
20栃木県835円

次に全国平均841円/月よりも安い27都道府県の水道料金を見ていきます。1位は千葉県と静岡県で407円/月。全国平均の半分以下の料金です。さらに山梨県は535円/月で6位にランクインしています。静岡県と山梨県は水がおいしくて有名ですが、どちらも水道の基本料金が平均よりも安いことがわかりますね。

地方で水道料金の値上げが増えている理由

近年地方では水道料金の値上げが増えています。毎日の生活に欠かすことができない水だけに、料金の値上げは家計に影響を与えるでしょう。なぜ地方で水道料金の値上げが増えているのかを説明していきます。

地方で水道料金が値上げされる理由1:施設の老朽化

高度経済成長期に一斉に布設された水道管は、法定耐用年数である40年を超えてきます。高度経済成長期の1954年〜1970年頃に水道管を布設した水道施設は、改築や更新が必要で、その数も増えています。

水道施設の改築や更新には費用がかかりますが、現在設定している水道料金では、その費用を充分にまかなうことができません。そのため、料金の値上げをせざるを得ない状態ということが考えられるでしょう。

地方で水道料金が値上げされる理由2:人口&大口需要業者の減少

人口の減少が著しい地方では、全体として水道水の使用量も少なくなります。そうすると、水道業者の水道料金での収入も減少してしまいますね。水道設備を維持するためには費用がいるため、水道料金を値上げしてまかなう必要があります。そのため、人口減少が著しい地域の1家庭あたりの水道料金負担額は大きくなるのです。

さらに一般家庭には低価格な料金設定がされているのに対し、大口需要者は料金が高めに設定されていることから、大口需要者は節水行動をしたり地下水の利用へ転換をします。大口需要者の節水行動や地下水転換による水道離れにより、水道業者の水道料金での収入が減少し、一般家庭の料金設定の見直しや値上げを行う自治体も多いです。

まとめ

毎日使う水は自治体によって料金水準が異なります。水道料金が安いところと高いところを比べるとその差は8倍にもなるため、水道料金の値上げによって家計に大きな影響を与える地域もあるでしょう。今後も全国的に水道料金の値上げが予想されるので、移住先を選ぶときは水道料金も合わせて確認をしてくださいね。

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