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「孫ターン」とは?メリット・デメリット、注意点を紹介

更新日: Sep 14, 2020

「孫ターン」とは?メリット・デメリット、注意点を紹介

移住希望者の7割が20~40代になった今、「孫ターン」が注目されています。孫ターンとは、孫が祖父母の住む地に移住する新しい移住スタイル。孫ターンを推進する自治体も増えています。孫ターンのメリット・デメリットや、注意点を紹介します。

新しい移住のかたち「孫ターン」が急増中!

新しい移住のかたち「孫ターン」が急増中!

「Uターン」や「Iターン」など、さまざまな移住スタイルがあるなかで、昨今「孫ターン」が注目されています。孫ターンとは、子どもの祖父母が住む田舎へ移住することです。

2008年の「NPO法人ふるさと回帰支援センター」の利用者は、50代以上のシニア世代が7割を占めていましたが、2016年には20~40代が7割近くになっており、移住への関心が若い働き盛りにシフトしていることがうかがえます。

その背景には、移住促進の一貫で「孫ターン推進事業」を展開している自治体が増えていることが、若い世代の移住を後押ししていると考えれらます。そんな新しい移住スタイル「孫ターン」のメリット、デメリット、注意点をご紹介します。

関連記事:Uターン、Iターン、Jターンって?移住者に多い年齢層は?

孫ターンのメリット

孫ターンのメリット

まずは孫ターンのメリットからご紹介します。どれも移住を検討する上でとても魅力的です。

育児のサポートが受けられる

育児のサポートが受けられる

今までと異なり、すぐに祖父母に会うことができます。これは即ち、祖父母の育児支援を受けられるということ。子どもの体調が悪くなるたびに、親・親戚が近くにいない環境で右往左往していた人にとっては、大変頼りになる存在です。

祖父母に看病を頼めれば、子どもの発熱などで急遽会社をお休みしたり、早退をする回数も減らすことができるでしょう。

子どもが元気なときも、放課後にひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん、祖父母とゆっくり過ごせる環境は、子どもの精神面にも好影響なはず。心が優しい、思いやりのある子に育つことでしょう。

慣れ親しんだ地で生活できる

孫にとってのふるさとでない場合でも、子どものころから親と毎年帰省しているなら、慣れ親しんだ場所といえます。まったく知らない土地に移住するより安心できるので、子どもの不安な気持ちも解消でしょう。

住居費が抑えられる

住居費が抑えられる

地方は、家賃も土地代も安いです。さらに、祖父母と同居したり、親戚の空き家を提供してもらえたりなど、何かしらの住宅支援を受けられると、住居にかかる費用がぐっと抑えられます。

家賃が高い都心での生活に比べると、居住費が抑えられるのはかなり魅力的ですね。

地元になじみやすい

祖父母が住んでいる土地なら、「〇〇さんちのお孫さん」と、地元の人も受け入れやすく、「よそ者扱い」されにくいので、地域の人たちになじみやすいです。むしろ親よりも子どもの方が顔見知りが多い…なんてことも(笑)。

自然豊かな環境で子育てできる

自然豊かな環境で子育てできる

川や山、キャンプなど、アウトドアスポットが都心よりもグッと近くなり、今までよりも気軽に屋外レジャーが楽しめます。都心に住んでいるとアウトドアを満喫するのに車で2~3時間かかっていた場所も、移住後は車で30分以内で行けるなど、自然が身近になります。

また、自然豊かな環境で子育てをするメリットとしては、花や虫など直接自然に触れることで子どもの好奇心を刺激したり、チャレンジ精神が育まれ、心身共に健やかに成長することが期待されます。

地元の新鮮な食材が食べられる

地元の新鮮な食材が食べられる

綺麗な水と空気で作られた新鮮な野菜や、住む土地によっては海の幸、山の幸に恵まれ、おいしくて安心な食材を使った食事で子どもを育てることができます。

祖父母が野菜を育てていたり、ご近所さんからおすそ分けしてもらえたりすると、安心・安全な食事ができるだけでなく、食費もぐっと抑えられるでしょう。

また、例えば子どもと一緒に収穫などの農作業を手伝うことで、子どもと楽しく田舎ならではの体験ができ、食育にもつながります。

孫ターンのデメリット

孫ターンのデメリット

メリットもあれば、当然デメリットもあります。デメリットもしっかり理解したうえで移住を検討しましょう。

介護する覚悟が必要

介護する覚悟が必要

祖父母と同居しない場合でも、頼って近居するなら、祖父母が要介護になった場合、自分が介護の担い手になる覚悟が必要です。施設に預けるにしても、費用負担や資産管理などの問題を事前にクリアにしておいたほうが良いでしょう。家族や親戚としっかり話し合いをすることが大切です。

配偶者にとってはアウェーな環境

孫(移住者)の配偶者が、移住地に縁がない場合、その配偶者にとってはアウェーな環境になります。そうならないためにも、祖父母、友人、親戚など、移住前から配偶者との交流の回数を重ね、ある程度なじんでから移住をするようにしましょう。

また、地方はご近所さんとの関りが深いことが多いので、地域のイベントなどに積極的に参加して交流を深めることも大切です。配偶者の不安な気持ちを少しでも解消できるよう務めることも大事なことです。

仕事が見つけづらいかもしれない

孫(移住家族)が移住先で転職する場合、都会と同じ感覚で仕事を探すと、なかなか仕事が見つからないのが現状です。そのため、収入や交通手段など、その地の事情に見合った仕事観に考え方を切り替えることが必要です。

例え収入が減ったとしても、住居費を抑えられるスローライフであれば、意外と生活は苦しくならないかもしれません。どこに重きを置くか、何がいちばん重要か、今一度考えてみましょう。

関連記事:地方移住したいけれど仕事はあるの?給料がいい仕事は?有効求人倍率と給与水準から調査

移住後に車が必要になる

車の運転に慣れていないと田舎での生活はとても不便です。むしろ、車の運転ができない人は田舎暮らしには向かないと言っても過言ではありません。特に、子育てするうえでは、送迎、病院、買い物など、あらゆるシーンで車が必須です。

都心のようにバスも頻繁ではなく、自転車で移動できる距離ではないことが多いので、免許を持っていない、運転が苦手な人はとても生活しづらいでしょう。

関連記事:地方移住で車の維持費、ガソリン代はどのくらいかかる?都道府県別平均をランキング形式で紹介!

医療機関が少ない

人口が少ないこともあり、都会より医療機関の数は少ないです。ただ、距離は遠くても、人口当たりの医療機関数や医師の数で考えると、都会より多いこともあります。

近年の小児医療の事情には疎い祖父母が多く、いざというときには頼れません。子連れ移住の場合は、近くに小児科もしくは総合病院があるかなど、事前に医療事情を調べるのが賢明です。

関連記事:地方と都市の医療格差はどれくらいある?医師が多い都道府県ランキング

娯楽施設が少ない

アミューズメントパークやテーマパークなどのレジャー施設、ショッピングモールなどは、当然都会よりも少ないです。しかしその代わりに、山や川など、大自然で遊び放題なのが田舎の魅力のひとつでもあります。

自然での遊びは子どもにとっては大冒険! 都会では受け得ない良い刺激になりますし、大人にとってはお財布にも優しいでしょう。

孫ターンの注意点

メリット・デメリットを把握したところで、次に注意点を挙げてみました。すべてをふまえて、移住前によく話し合いましょう。

介護について話し合っておく

祖父母が要介護になった場合どうするのか。今は元気なら話しづらいかもしれませんが、とても大切なことです。祖父母はもちろん、親や親戚と事前に話しておきましょう。むしろ元気なうちにこそ話し合うべきです。

要介護になってから、もし負担を拒否したら親や親戚とトラブルになることもありますし、かといって介護負担が自分だけに集中しては、思い描いていた移住生活が崩れてしまう場合もあります。本人や家族、自身の希望を考慮して、最善の対応を決めておきましょう。

将来の相続問題を考えておく

同居したり、住宅を提供してもらう場合、祖父母が亡くなったときに、その家の相続については、事前に話をつけておいたほうがいいでしょう。

法的には、祖父母の家は、祖父母の子である自分の親とそのきょうだいが相続することになりますが、遺産分割のために家を売却されては、自分が住む家を失ってしまいます。そうならないためにも、遺言書の作成などの対策も検討をすべきです。

祖父母が元気なうちは遺書を書いてほしいなど言い出しづらいと思いますが、いつ何が起こるかわかりませんので、勇気を出して相談することをおすすめします。

まとめ

今は元気だとしても、祖父母は高齢者です。孫ターンをするならば、介護や相続の問題は避けて通れません。子育てや生活面でサポートを受けつつも、頼り過ぎず、自分も祖父母を支える気持ちを持って移住しましょう。適度な距離感と、思いやりの気持ちを忘れずに移住生活ができたら素敵ですね。

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