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地方のインターネット環境はどうなっている?スピードは?価格は?都道府県別にランキング

2020年5月16日

インターネットは、地方の山間部でも都会と同じように光回線などの高速インターネットは使えるでしょうか? エリア外の場合はどうすればいい? インターネット料金は地方が高い? インターネットに関する都道府県別ランキングから、地方のインターネット環境を紹介します。

地方のインターネットはつながりにくい?

地方移住先でも都心と同じようにインターネットが使えないと不便に感じる人は多いでしょう。地方はのどかなイメージから、インターネットが繋がりくいと思われがちですが、実際はどうなのでしょうか?

例えば、面積の75%が森林を占める徳島県は、県下全域で光回線が普及しています。公衆Wifi「Tokushima Free Wi-Fi(とくしま無料Wi-Fi)」も県内を網羅しています。つまり、徳島県内では無料で高速インターネットが使用できる環境が整備されているのです。地方だからインターネットが繋がりにくいとは言い切れません。では、インターネットの普及率や接続料金の都道府県別ランキングから、地方のインターネット環境を見ていきましょう。

地方のインターネット普及率は?都道府県別ランキング

インターネットを使用する場合、インターネット回線と接続する必要があります。インターネット回線には、有線ブロードバンドの光回線(FTTH)、ADSL、CATV、無線ブロードバンドのBWA(モバイルWiMAXやポケットWiFiなど)、3.9世代移動通信システム(4GやLTEと呼ばれる今のスマホの通信環境のこと)などの種類があり、これらをまとめて「ブロードバンド」と呼びます。

光回線はNTTなどが提供している光ファイバーケーブルを使用しており、通信速度が速く最も利用されている回線です。ドコモ、au、ソフトバンクなどのスマホ大手キャリアも、光回線のインターネットサービスを提供していますよね。

光回線を含むブロードバンドが全国でどの程度普及しているのかを、ランキングでご紹介します。

ブロードバンド世帯普及率

順位都道府県普及率順位都道府県普及率順位都道府県普及率
1東京都877.00%17石川県363.90%33新潟県325.50%
2福岡県535.10%18山形県355.20%34島根県317.70%
3愛知県444.60%19兵庫県353.30%35山口県305.70%
4大阪府420.70%20長野県351.30%36北海道305.00%
5福井県395.40%21福島県351.30%37岩手県304.30%
6宮城県393.80%22奈良県348.20%38徳島県302.60%
7神奈川県391.10%23茨城県346.80%39大分県301.40%
8埼玉県387.70%24h群馬県345.50%40和歌山県301.30%
9沖縄県377.80%25三重県345.20%41宮崎県297.70%
10滋賀県377.50%26岡山県344.50%42愛媛県290.40%
11千葉県376.90%27栃木県343.70%43長崎県289.10%
12岐阜県374.00%28佐賀県340.60%44秋田県283.80%
13京都府372.50%29山梨県338.40%45青森県274.50%
14富山県370.80%30香川県334.10%46鹿児島県268.00%
15静岡県369.80%31鳥取県329.00%47高知県264.60%
16広島県367.40%32熊本県325.80%

前述したように、ブロードバンドはインターネット回線の総称です。つまり、ブロードバンド世帯普及率とは、インターネットの世帯普及率と考えてください。上の表は総務省の「全国の都道府県別世帯普及率の順位の推移(平成31年3月末現在)」のデータから都道府県別のブロードバンド世帯普及率をまとめました。

都道府県別のブロードバンド普及率は、都市圏が圧倒的上位ですね。普及率が100%を超えているのは、1世帯で複数のインターネット契約をしているためです。光ファイバー回線とスマホを両方契約している等、昨今はネット社会でスマホの普及も大きく影響しているのでしょう。最下位の高知県でもブロードバンド普及率は246.6%となってます。それでは次に、ブロードバンドで最も主流となっている光回線の世帯普及率を見ていきましょう。

光回線世帯普及率

順位都道府県普及率順位都道府県普及率順位都道府県普及率
1滋賀県66.10%17岐阜県55.90%33福岡県47.90%
2静岡県63.10%18富山県55.60%34兵庫県47.80%
3愛知県61.50%19三重県55.50%35沖縄県46.90%
4京都府60.50%20茨城県55.30%36大分県46.60%
5徳島県59.50%21石川県54.90%37 高知県45.50%
6栃木県59.50%22千葉県53.70%38島根県44.60%
7山梨県59.00%23神奈川県53.40%39北海道44.00%
8新潟県58.90%24大阪府53.20%40熊本県43.60%
9群馬県58.80%25岡山県52.50%41青森県42.80%
10香川県58.30%26広島県51.40%42愛媛県42.20%
11山形県57.80%27和歌山県50.70%43山口県40.30%
12奈良県57.40%28埼玉県50.60%44佐賀県39.70%
13福島県57.20%29岩手県50.50%45鹿児島県38.60%
14長野県56.90%30福井県50.30%46長崎県37.60%
15東京都56.90%31秋田県48.80%47宮崎県36.30%
16宮城県56.50%32鳥取県48.00%

先ほども紹介しましたが、光回線はブロードバンド回線の一種で、高速通信と安定性を兼ね備えています。そのため、通信量を多く使う人(スマホやPCを頻繁に使う人)は光回線を利用するのが望ましく、実際多くの人が利用しています。

上記の表は、総務省の「ブロードバンドの普及状況等関連グラフ(平成30年9月末現在)」資料をもとに、光回線普及率まとめたものになります。光回線普及率は、なんと滋賀県がトップでした。2位以下も地方が上位にきており、ブロードバンドの世帯普及率1位の東京都は15位という意外な結果でした。

インターネットをあまり使わない人が多い地域や、光回線が届かない山間部などでは、電話回線を利用してインターネットに接続するADSLや、ケーブルテレビを契約している人が比較的安価にインターネットを利用できるCATV回線などが活躍しています。

地方のインターネット接続料金は?都道府県別ランキング

順位都道府県市区町村年間使用料順位都道府県市区町村年間使用料
1北海道札幌市31,383円25宮崎県宮崎市23,125円
2石川県金沢市30,788円26香川県高松市23,107円
3埼玉県さいたま市30,218円27京都府京都市23,061円
4神奈川県横浜市30,070円28長野県長野市23,055円
5岐阜県岐阜市27,816円29栃木県宇都宮市22,782円
6徳島県徳島市27,723円30岡山県岡山市22,647円
7奈良県奈良市27,197円31和歌山県和歌山市22,388円
8大阪府大阪市27,014円32三重県津市21,731円
9岩手県盛岡市26,860円33山梨県甲府市21,650円
10高知県高知市26,586円34新潟県新潟市21,625円
11大分県大分市26,347円35千葉県千葉市21,543円
12愛知県名古屋市26,097円36福岡県福岡市21,414円
13佐賀県佐賀市26,012円37福島県福島市21,361円
14茨城県水戸市25,474円38鳥取県鳥取市20,484円
15滋賀県大津市25,407円39群馬県前橋市19,716円
16山口県山口市25,076円40兵庫県神戸市19,252円
17山形県山形市24,970円41宮城県仙台市18,939円
18秋田県秋田市24,496円42静岡県静岡市17,982円
19愛媛県松山市23,876円43熊本県熊本市17,464円
20東京都23区23,810円44島根県松江市15,363円
21広島県広島市23,739円45青森県青森市15,355円
22鹿児島県鹿児島市23,725円46沖縄県那覇市14,739円
23福井県福井市23,316円47長崎県長崎市14,226円
24富山県富山市23,287円

インターネットにかかる費用は、地方の方が高いのでしょうか?総務省統計局「家計調査(家計収支編)平成29年平均」のデータをもとに、インターネット接続料の一世帯あたりの支出金額を、都道府県庁所在地または指定都市(政令指定都市)ごとにランキングにしてみました。

ランキングをみると、上位は地方と都市部が混在しているのがわかります。つまり、インターネットの接続料金において、居住地はあまり関係ないものと考えられますね。

ブロードバンドを契約する際、回線の種類やプランによって料金が異なります。家族で同じキャリアのスマホを使うことでインターネット接続料金が割引されるようなプランを利用している人もいるでしょう。インターネット接続料金は、地方だから高いというわけではないようですね。

光回線の種類は?

2019年3月末時点での光回線の契約数は3,115万件以上となっており、実に多くの人が利用していることがわかります。光回線にも種類があり、「フレッツ光」や「auひかり」の利用が主流です。ソネットが提供する「NURO光」もコスパがいいと注目されています。

「フレッツ光」や「auひかり」が利用できない地域では、地域限定の回線会社などを利用する方法がありますよ。地域限定の光回線には「レキオス光(沖縄県)」「コミュファ光(東海地方)」「eo光(近畿地方)」などがあります。山奥への移住を検討していてパソコンやスマホの利用頻度が多い人は、光回線が通っているかもチェックしておくことをおすすめします。

光回線の地域カバー率No.1はNTTのフレッツ光

光回線の地域カバー率はNTTのフレッツ光がトップで、全国で95%といわれています。フレッツ光が利用できないエリア外の地域もあるため、移住先が通信エリアかどうかを事前に確認しましょう。NTT東日本、西日本の各ホームページから、フレッツ光の提供エリアを都道府県別に確認することができます。

NTT東日本の通信エリア
NTT西日本の通信エリア

auひかりはインターネット速度が早い

auひかりはKDDIが提供する光回線のサービスです。auのスマホを使用している人はお得に契約することができます(スマホ使用料が安くなる「auスマートバリュー」が適用されます)。ドコモ光やソフトバンク光はNTTから回線を借りてインターネットを提供していますが、auひかりは独立回線を使っているので、NTTが展開しているサービスよりも利用者が少なく、インターネットの接続速度が早いのも特徴です。また、お得なキャッシュバックキャンペーンや、他社の違約金負担などのサービスを行っているので、auのスマホを使用している人は是非チェックしてみてくださいね。ただし、auひかりは全国展開していないので事前に対応地域の確認が必要です。

auひかりの通信エリア

NURO光はコスパがよく、関東から拡大中

NURO光はソネットが展開する光回線サービスです。特徴は、なんといってもコスパが良いこと。他社が展開する光回線よりも通信速度が早く、しかも月額料金も少し安くなるとうたっています。

2020年4月現在、提供エリアは北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、愛知、静岡、岐阜、三重、大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、福岡、佐賀の19都道府県のみとなります(対象エリアでも一部市町村を除きます)。3ヶ月間月額500円のワンコイントライアルを実施しているので、移住先が対象エリアであれば試しに申し込んでみるのもいいかもしれません。まずはホームページから自分にぴったりなプランを診断してみてくださいね。

NURO光公式ホームページ

光回線がつながらない地域はどうする?

スマホやPCを頻繁に利用する人は、通信速度の早い光回線を利用するのが望ましいですが、地方の山間部などで光回線が利用できない場所もあります。光回線を利用するには、光ファイバーケーブルを自宅に引き込まなければいけないため、家の近くの電柱などに光ファイバーケーブルが通っている必要があるからです。

光回線が利用できない場所でも、CATVやポケットWiFiを利用することでインターネットを繋げることができますよ。

光回線エリア外の選択肢1:CATV

CATVは、ケーブルテレビの回線をインターネットに利用するタイプのブロードバンド回線です。ケーブルテレビで視聴可能な専門チャンネルとインターネットをお得に利用できるようになります。デメリットは、光回線に比べて通信スピードが劣ること、ネット回線のみの契約よりも少々割高になることです。オペレーターと直接電話で相談できるので、契約時の料金プランなど事前に相談することをおすすめします。

光回線エリア外の選択肢2:ポケットWifi

光回線が繋がらない地域ではポケットWifiを利用するという選択肢もあります。スマホ大手キャリアの回線を利用したものから、「WiMAX」や「Y!mobile」のポケットWiFiなどから選ぶことができますよ。スマホやPCを頻繁に利用する場合はデータ通信料無制限で使用できるプランがおすすめです。ポケットWifiは元々地方に弱かったのですが、対象エリアが急速に拡大しています。ポケットWiFiを契約する前は、地方移住先が通信エリア内かどうかをしっかり確認しましょう。

WiMAXの通信エリア
Y!mobileの通信エリア

地方のフリーWifiスポットもチェック

冒頭でも記述しましたが、面積の75%が森林を占める徳島県は、県下全域に光回線が普及しており、「Tokushima Free Wi-Fi(とくしま無料Wi-Fi)」が県内を網羅しています。例えば花火大会など多くの人が集まる場所で、なかなかネットに繋がらない…という経験をしたことありませんか?インターネット回線はユーザーが多いと接続スピードが遅くなります。その為、人口75万人の徳島県と、人口1370万人の東京では、公衆Wifiの速度は徳島県の方が速いのです。地方移住の際は、地域の公衆Wifiスポットをチェックしておくといいでしょう。

まとめ

よほどの山間部でない限り、地方に移住してもインターネットは繋がる時代です。高速通信の光回線が利用できない地域でも、インターネットを使用するための選択肢がありしたね。インターネット使用料金も、地方のほうが高いというわけではありません。最近、地方にオフィスを移転させるIT起業が増えている現状からも、地方のインターネット環境は悪くないと考えてもいいのではないでしょうか。ストレスのないインターネット環境で、地方移住がより充実したものになるといいですね。

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