移住支援情報ポータルサイト移住支援.com

メニュー

ガス料金は地方によって違うの?都道府県別にランキング

更新日: May 16, 2020

ガス料金は地方によって違うの?都道府県別にランキング

ガス料金は、都道府県ごとに違います。地方では、都市ガスより高いプロパンガスしか選択肢がない地域も。また、都市ガスが普及している地域でも、都道府県ごとに料金が違います。ガス料金を都道府県別にランキング。都市ガスとプロパンガスの料金も比較します。

ガス料金は都道府県によって年間8万円以上の差が!

毎日の給湯や料理、地域によっては暖房設備など、多くの家庭で暮らしに欠かせないエネルギーであるガス。その料金は地域によって大きく異なることをご存じでしょうか。

なかでも、都市ガスが普及しておらずプロパンガスを利用する地方の場合は費用がかさみ、高い地域と安い地域では年間支払料金に年間8万円以上差がつくこともあります。都道府県ごとのガス料金の違いについて、料金差に大きく関わる都市ガスとプロパンガスの比較について、見ていきましょう。

ガス代が安い都道府県はどこ?都道府県別にランキング

総務省の2018年の家計調査データから、都道府県別に1ヶ月のガス代(消費支出額)が安い順にランキングしました。

順位都道府県月の平均支払額順位都道府県月の平均支払額
1大 分 市(大分県)3156円/月25長 崎 市(長崎県)4765円/月
2宮 崎 市(宮崎県)3367円/月26宇都宮市(栃木県)4770円/月
3高 松 市(香川県)3420円/月27松 山 市(愛媛県)4815円/月
4金 沢 市(石川県)3693円/月28仙 台 市(宮城県)4847円/月
5青 森 市(青森県)3720円/月29那 覇 市(沖縄県)4942円/月
6山 口 市(山口県)3830円/月30岡 山 市(岡山県)4993円/月
7和歌山市(和歌山県)3843円/月31神 戸 市(兵庫県)5011円/月
8鳥 取 市(鳥取県)3866円/月32千 葉 市(千葉県)5056円/月
9富 山 市(富山県)3991円/月33奈 良 市(奈良県)5154円/月
10秋 田 市(秋田県)3992円/月34札 幌 市(北海道)5173円/月
11福 井 市(福井県)4022円/月35横 浜 市(神奈川県)5225円/月
12前 橋 市(群馬県)4150円/月36岐 阜 市(岐阜県)5277円/月
13福 島 市(福島県)4343円/月37熊 本 市(熊本県)5399円/月
14津 市(三重県)4439円/月38山 形 市(山形県)5450円/月
15徳 島 市(徳島県)4442円/月39さいたま市(埼玉県)5463円/月
16佐 賀 市(佐賀県)4456円/月40高 知 市(高知県)5579円/月
17鹿児島市(鹿児島県)4502円/月41福 岡 市(福岡県)5587円/月
18長 野 市(長野県)4559円/月42名古屋市(愛知県)5607円/月
19盛 岡 市(岩手県)4561円/月43東京都5771円/月
20水 戸 市(茨城県)4605円/月44静 岡 市(静岡県)5824円/月
21大 津 市(滋賀県)4630円/月45大 阪 市(大阪府)5920円/月
22松 江 市(島根県)4650円/月46新 潟 市(新潟県)5952円/月
23甲 府 市(山梨県)4718円/月47京 都 市(京都府)5955円/月
24広 島 市(広島県)4720円/月
※データは2018年総務省調査「1世帯当たり1か月間の支出 都道府県庁所在市別 2人以上の世帯」より抜粋

支出額のトップと最下位では月に約2,800円もの差があります。この金額は契約プランや実際の使用量に応じた消費支出額であり、基本料金の高低とは必ずしも一致しません。例えば東京都はガス料金が安いと言われますが、支出額はかなり多い方になりました。また、一般的には、気候が温暖な西日本のほうがガスの消費量が少ないといわれますが、北国である青森は5位と意外に支出額が抑えられています。ガス代の支出額の高低は、料金単価や気候だけでは一概に説明できないことがわかります。それでは、ガス料金の差はどのような要因で生まれるのでしょうか。

なぜガス料金は都道府県ごとに違うの?

地域によってガス料金が異なる大きな要因は、ガスの種類、プロパンガスと都市ガスの違いです。プロパンガスは都市ガスと比較して割高であるため、プロパンガスしか選択肢がない地域では必然的にガス代が高額になります。

プロパンガス(LPガス)とは?

LPガスは液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)を原料とし、液化させたガスを大きなボンベに詰めて各戸に運搬されます。プロパンガスまたはブタンという物質が主成分で、空気より重い特徴があります。各戸にボンベ単位で供給されるため、災害時でも復旧しやすいのはLPガスのメリットと言えるでしょう。

都市ガスとは?

メタンを主成分とする天然ガス、あるいは液化天然ガスを原料とします。空気より軽く、万一のガス漏れの際も換気口から排出されやすいので安全性が高いと言われています。都市ガスは地中の導管を通して供給される方式で、設備にガス管の整備などで莫大な費用がかかります。設備を設置する初期費用に見合うだけの人口が密集している地域=都市部を中心に供給されるため、「都市ガス」と呼ばれるようになりました。

なぜ料金が違うのか?

プロパンガスと都市ガスは、供給方法や料金制度など、以下に述べるような差異によって料金が異なってきます。

供給方法

都市ガスは地中のガス管を通って家庭に供給されます。導管が届いていない地域あるいは家庭では利用することができません。プロパンガスはガスボンベを各家庭に運搬して供給されます。ボンベの運搬と入れ替え、設備点検などのコストも料金に影響してきます。

料金制度

都市ガスは従来、特定の事業者が地域で独占的に行ってきた公益事業でした。独占性を許可する代わりに料金決定には政府の認可が必要であり、事実上料金規制があったのです。2017年のガス小売り全面自由化を受け、事業者独自の料金設定が可能になりましたが、大きく逸脱するような価格設定がされたという事例は今のところ聞かれません。

一方で、プロパンガスは元々が自由料金であり、単価の設定や計算方式・料金プランなど事業者が個々に設定します。ガスは多くの家庭で必須であるためか、自由料金でありながら価格競争が働きにくく、高めの料金が設定される傾向にあるようです。原油価格の高騰など契約時期によっても料金が異なってくる場合があります。

ガスの発熱量

プロパンガスブタンガス都市ガス
発熱量(kcal/m3)24,000kcal31,000kcal11,000kcal

気体のプロパンは都市ガスに比べ、およそ2.2倍の熱量を持ちます。上は経済産業省がまとめたガスの種類ごとの発熱量を抜粋したものです。

発熱量が多いということは、単純に計算すると、同じものを熱するのに都市ガスのほうが2倍多く消費されるということになります。とはいえ、実際には家庭のガス機器の出力量の違いなどにより、一概にこの倍率になるわけではありません。

プロパンガスvs都市ガス料金比較 地方別ランキング

地域都市ガスプロパンガス価格差プロパン/都市
1関東5010円/月8985円/月3975円1.79倍
2甲信越5343円/月9654円/月4311円1.81倍
3近畿5730円/月9229円/月3499円1.61倍
4東海6488円/月9066円/月2578円1.4倍
5東北6600円/月10560円/月3960円1.6倍
6北海道6605円/月12389円/月5784円1.88倍
7九州7893円/月9688円/月1795円1.23倍
8北陸8087円/月9990円/月1903円1.24倍
9中国8104円/月10081円/月1977円1.24倍
10四国9504円/月9451円/月-53円0.99倍
※データの計算方法:プロパンガスと都市ガスの基本料金+重量単価×15m3使用の価格を比較。プロパンガスは各地方の平均価格を基準。

地方別に、プロパンガスと都市ガスの料金を比較してみます。一般的にはプロパンガスが都市ガスの約1.8~2.0倍高いという結果が出ていますが、価格差は地方によっても異なります。地方別に都市ガスの安い順にランキングし、それぞれ都市ガスとプロパンガスの価格を比較したのが上の表になります。

プロパンガスと都市ガスの価格差が一番大きいのは北海道で、2倍近くコストが違います。一方、都市ガスにもやはり地域差があり、関東と四国では同じ都市ガスでも4,000円以上の差があります。最安(関東の都市ガス)5,010円と、最高(北海道プロパンガス)の差は7,379円もあり、年間にすると88,548円の差が発生することになります。

ガスの自由化で今後のガス料金は安くなる?

2017年4月のガス小売り自由化により、ガス事業者だけでなく、電力会社やLP会社などの新規参入、また電気・通信サービスとセットになった契約プランなど、市場競争が増えています。一般的には自由競争の結果、より消費者にアピールする低料金になっていくことが期待できます。

一方で、大都市圏以外ではガス事業者の新規参入はあまり活発ではないのが現状です。事業者が少なく価格競争が働かない地域では、自由化により逆に料金が上げられてしまうのでは? と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。ある地域で一定以上のシェアをもつ事業者には、料金規制の経過措置期間がおかれているためです。今後、規制を解除するかどうかは競争状況を見て事業者ごとに判断されるとのことです。

まとめ

ガス料金について、都市ガスとプロパンガスの違い、そして地域差が大きいことがおわかりいただけたと思います。家計のガス代は、契約プラン、使用する設備や使い方によっても違ってきます。また、都市ガスの導管網は順次整備されていますので、現在はプロパンガスしか選択肢のない地域でも将来的には都市ガスが普及する可能性はあります。自由化によって事業者の選択肢が増えて迷ってしまうかもしれませんが、地方や都道府県単位で複数事業者のガス料金を比較できるサイトもあります。住む地域に応じて最適なガス契約を選択できるように、情報を集め、比較してみてはいかがでしょうか。

移住支援.comは、地方移住を検討中の方へ移住情報をご提供する移住支援ポータルサイトです。

地方移住を失敗しない移住にできるよう、移住に関する仕事や求人・賃貸や古民家など物件情報、移住先での生活環境や自治体の支援制度など、移住に関する様々な情報で移住を支援します。地方への移住をご検討の方は、移住支援.comにお任せください!

© 2020 ijyu shien.com