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地方移住して漁業を仕事にしたい!高収入?どんな仕事?漁師になる方法は?

更新日: Jul 13, 2020

地方移住して漁業を仕事にしたい!高収入?どんな仕事?漁師になる方法は?

地方移住して海に関わるで仕事がしたい人は、漁業への転職を考えてみませんか?世界に誇る日本の食文化を支える漁業従事者は、年々減少しています。漁業の収入や仕事内容、魅力とデメリットについて、漁業の仕事を始める方法と合わせて紹介します。

高収入求人も!漁師になって大海原を仕事場にしませんか?

高収入求人も!漁師になって大海原を仕事場にしませんか?

日本は世界有数の魚介の消費国で、私達の食卓に海産物は欠かせません。魚介類・海苔(のり)などの水産動植物を獲ったり、養殖したりする仕事を漁業といいますが、漁業就業者数は年々減少し続けており、平成29(2017)年には15万3,490人というデータがでています。

新規就業者数は、毎年全国で2千人程度です(水産庁/平成30年水産白書より)。漁業は大変な仕事というイメージが強いこともあり、担い手不足が課題となっていますが、正社員での高収入求人もあります。一方、漁業者1人当たりの漁業生産量及び生産漁業所得は、実は増加傾向にあります。漁業の魅力や仕事を始める方法をご紹介します。

漁業の種類と平均収入

漁業の種類と平均収入

漁業といっても、漁場(仕事場)の違いによって

  • 沿岸漁業
  • 沖合漁業
  • 遠洋漁業

の3つに分けられます。日本では漁業従事者の約9割が沿岸漁業を行っています。また、漁師の年収は、漁業の種類や獲る魚の種類によっても大きく変わります。まずはそれぞれの漁業について詳しくご説明します。

漁業の種類1:遠洋漁業

太平洋をはじめ、大西洋やインド洋など世界の海が漁場です。漁法は、マグロをとってくる「延縄漁業」、釣竿を使ってカツオを釣る「カツオ一本釣り漁業」、ニュージーランドなどでイカを取ってくる「イカつり漁業」、大きな網を使って漁をする「トロール漁」「海外巻き網漁」などがあります。

最近は資源の減少(魚の数が少なくなったこと)や、漁業のできる場所に制限があることから、日本の船が自由に自由に魚をとるのが難しく、漁獲量も減少傾向にあります。年収は、とる魚や水揚げ量によって変わりますが、見習いでも500万円~、多い人だと1000万円超と高収入です。しかし、遠洋漁業は1年のほとんどを船で過ごすので、体力勝負でやる気と根性が大事です。

漁業の種類2:沖合漁業

日本から2~3日で帰れるところが漁場で、「巻き網漁法」でイワシ、サンマ、サバ、アジ、イカ、「底引き網漁」でエビ、タコ、ズワイガニなどをとります。漁獲量は日本の漁業のなかでは最も多く、漁業全体の約40%を占めます。年収は約400~500万円。漁業組合や漁業会社の船員として働く場合が多いのも特徴です。

漁業の種類3:沿岸漁業

5~10トンほどの小さな船で、日帰りで漁をします。港から近い海で漁をするので、その地域ならではの旬な魚をとってきます。沿岸漁業者の平均所得は273万円です(水産庁/平成30年漁業経営に関する統計より)。養殖や、干物などの水産加工品販売で収入をアップさせる方法もあります。家族で漁を行っている人が多く、農業や旅館、飲食店と兼業する人もいます。

漁業の種類4:養殖

養殖業は沿岸漁業の一種です。のりやワカメなどの海藻類、カキやホタテなどの貝類、魚などを人工的に育てて増やす漁法です。現在、日本の養殖生産量は漁業全体の21%を占めており、日本の漁業において大変重要な生産方法のひとつとなってます。比較的収入は安定しており、海面養殖漁家の平均所得は763万円です(水産庁/平成30年漁業経営に関する統計より)。

沿岸漁業の仕事内容は?1日のスケジュールは?休みは?

沿岸漁業の仕事内容は?1日のスケジュールは?休みは?

それでは、漁業従業者の約9割を占める「沿岸漁業」について、働き方や1日のスケジュールなどをご紹介します。

沿岸漁業の種類

遠洋漁業は「定置網漁」、「まき網漁」、「養殖」の3つに分けられます。それぞれどのような漁法なのか、詳しくみていきましょう。

定置網漁

海底に設置した網を船に取り込み魚をとる漁法です。漁場は陸から2~5キロ(船で30分程度)離れた範囲が中心です。出港は概ね未明ごろで、網を船内に取り込む作業に1時間程かかります。

狙う魚の習性や潮の流れなどを読み、翌日の網を設置して帰港です。その後、選別作業や船内の掃除などをして、午前中にはすべての仕事が終わる場合が多いです。未経験者でも就業しやすいのが特徴です。

まき網漁

魚の群れを探し、網で囲みこんでとる漁法です。定置網漁とは違い、それぞれの役割をもつ数隻の船が船団を組んで漁をする、チームワークが必要な漁法です。

魚群を探す「探索船」、光で魚を集める「灯船」、網を投入し魚群を囲い込みながらワイヤー(網の口)を絞る「網船」、魚が入った網を港へ運ぶ「運搬船」などの船があり、一度に50人前後の漁師が出港します。夕刻~夜間に出港し、おおむね早朝に帰港します。

1回にかかる漁は1時間程度で、一晩で1~2回、多いときで4~6回も網の投入と漁獲作業を繰り返します。多くの人手を要するため、未経験者でも即戦力となりやすい漁業です。

養殖

海の生き物や、天然の海で採捕した種苗を育て、安定的に魚介類を出荷・供給できるのが養殖業です。一般的によく知られているのがブリやタイなどを海の生簀で育てる「海面養殖」です。養魚場は沿岸すぐ近くから船で30分以内の場所にあります。

最近では養殖できる魚の種類も増え、マグロやクエなどの大型の魚を養殖する取り組みも増えています。また、プールのように大きな水槽を設置し、自然の海水や人工的に調整した塩水で、ヒラメなどの魚類やアワビなどの貝類を陸上で育てる「陸上養殖」という方法も近年注目されている養殖方法です。

どちらの養殖方法も、働き方は企業勤めに近いのがポイントです。「海面養殖」は朝が少し早く、午前5時頃~お昼過ぎくらいまで、「陸上養殖」は午前8時頃~午後5時くらいまでなどですが、生き物相手の仕事なため、不規則な勤務や休日返上なども覚悟しておきましょう。

定置網漁の1日のスケジュール

時間作業内容
3:30起床
4:00~5:00出港、漁場へ
5:00~7:00仕掛け。網の引き揚げ
7:00~11:00帰港、魚の選別、清掃、編みの修理、仕掛けの準備
11:00~12:00漁師仲間と食事
12:00~19:00休憩・自由時間
19:00~03:30就寝

まき網漁の1日のスケジュール

時間作業内容
17:00~18:00出港、漁場へ
18:00~5:00投網と引き上げを繰り返す
5:00~6:00帰港、魚の選別、清掃など
6:00~7:00漁師仲間と食事
7:00~10:00休憩・自由時間
10:00~17:00就寝

漁業の休日はどうなっている?

漁業の休日は、漁の形態や年間スケジュールには、よって異なります。日本の漁業従事者の約9割を占める定置網漁の場合、3月~11月は繁忙期である一方、12月~2月は漁閑期であることが多いです。

ただ、魚には旬があるので、繁忙期・漁閑期が通常と違うパターンもあるでしょう。また、地域によっては禁漁期間が設けられている場合があり、その禁漁期間を休暇に充てることもあるようです。

漁業を仕事にするにはどんな方法がある?

漁業を仕事にするにはどんな方法がある?

漁業に就く場合、どのような働き方があるのでしょうか。雇用形態など、気になる点をまとめてみました。

漁業協同組合に勤める

漁業協同組合とは、日本の漁業従事者によって組織され、発展してきた組合です。事業内容は多岐にわたり、操業指導を行う指導事業、漁民の生産物を販売する販売事業、漁民が操業に必要な燃料や漁具・養殖えさや生活に必要な食品などを供給する購買事業、銀行業としての信用事業(JFマリンバンク)、保険業の共済事業などが通常行われる事業です。漁業に携わる仕事はできますが、サラリーマンの働き方に近く、漁師とは少し違う仕事かもしれません。

民間の漁業会社に勤める

沖合漁業や遠洋漁業では、大型船舶にを所有する水産会社に雇用されて漁に出るというスタイルが一般的です。会社に雇用されて働く場合、会社の船や漁具を使うことができるので、漁師未経験の人でもはじめやすいというメリットがあります。

ただし、一般的な漁師とは異なり固定給のため、安定した生活を得られる一方で、たくさん働いてたくさん魚がとれても、決まった給料しかもらうことはできません。

個人事業主の漁師になる

漁業を行うには、さまざまな資格や免許、漁業権の取得等が必要なため、未経験者がいきなり独立して漁師になるのは現実的ではありません。まずは漁業会社に雇用されたり、知り合いの漁師に直接弟子入りをするなどして漁にでて、知識を増やし、技術を磨き上げてから独立を考えましょう。

マグロの一本釣りでマグロを釣り上げれば、一匹で数百万円の儲けがあるなど、一獲千金の夢はありますが、未経験で仕事にするのはほぼ不可能でしょう。海での仕事は命がけだということを忘れないでください。

漁業に必要な免許や資格は?

漁業に必要な免許や資格は?

独立する場合は、以下の資格や免許が必要になります。ただし、漁業会社に勤める場合などは免許や資格は必須ではなく、入社後に取得できることもあるでしょう。

小型船舶操縦士免許

自分で船を持つためには「小型船舶操縦士免許」が必要です。海岸から5海里(9キロ)以内であれば二級小型船舶操縦士、それ以上沖合に出る場合は一級小型船舶操縦士の免許が必要になります。操縦できる船の大きさはどちらも同じで、20トンもしくは24メートル未満と定められています。国家試験ですが、1~2日の教習でとれるので、比較的取得しやすい免許です。

海上特殊無線技士免許

無線設備を有する総トン数20トン以上の船舶に乗船する甲板部職員は、国際航海に従事しない船舶では「第2級海上特殊無線技士」以上の資格所持が義務付けられています。日本沿岸・近海の海域において、無線電話やファクシミリを使用する等、国内通信及び船舶のレーダーを取り扱うことができる資格で、旧無線電話甲に船舶レーダーの操作資格が付加されたものです。国際航海に従事する船舶では「第1級海上特殊無線技士」が必要になります。

漁業権

自分の土地で農作物を作り販売すれば誰でも参入できる農業とは異なり、漁業で新規参入する場合は漁業協同組合に加盟して、「漁業権」を取得しなければ漁にでることができません。 漁業法では、漁業権は「一定の水面において特定の漁業を一定の期間排他的に営む権利」とされています。また、漁業権は、民法と同様の法律効果を発生させるものです。漁業権に基づく漁業を営む権利を侵害する行為は、漁業法違反として罰せられます。

漁業、漁師の魅力とは?

漁業、漁師の魅力とは?

仕事にやりがいを感じることは、長く勤める上でとても大切なことです。では、漁業の魅力はどんなところにあるのでしょうか。

大漁の時にやりがいが感じられる

漁師が一番やりがいを感じるのは、やはり、狙っていた魚が大漁に獲れた瞬間です。天候や魚の習性を読み解きながら網を仕掛ける漁は、魚との頭脳戦です。さらに、大漁に獲れた魚を市場に出して、高い値段がついたりお客さんに評価してもらえたりすることが、漁師にとって何よりの喜びです。

海と自然とともに生きる幸せがある

漁業は、海(潮)、風、天気を相手にする仕事です。とても重労働で大変な仕事ですが、空と海を愛する人には、大海原での仕事は喜びとやりがいを感じることでしょう。オフィスで何時間もパソコンと向き合う環境とは解放感が180度異なります。

日本の食文化を支える誇りがある

世界に誇れる日本の魚食文化。日本人が愛する「刺身」も「寿司」も「焼き魚」も、漁業者がいてこそ。特に「寿司」は海外でもを多く好まれ、世界に誇れる日本の食文化として広まりつつあります。そんな私たちの食卓を陰で支えているという事実が、胸を張って誇れる漁業の魅力なのです。

漁業、漁師のデメリット、大変な点

漁業、漁師のデメリット、大変な点

どんな仕事にもデメリットはつきものです。漁業は自然を相手にする仕事なので、人間には太刀打ちできない深刻な問題点もあるんです。漁業のデメリットを具体的に見てみましょう。

収入が不安定

固定給ではない場合、漁獲高によって収入に影響が出ます。大量にとれた日にはたくさんの収入が得られる一方で、ほとんどとれなかった日は収入が少なくなります。気象条件によって船を出せない場合もあり、どうしても不安定な生活になりやすいのが現状です。しかし、こうした収入の不安定さをカバーするために、水産加工品(干物や瓶詰など)の調理・販売をして収入源を確保する方法もあります。

重労働

重い荷物を積み込んだり、網を引っ張ったり引き上げる作業はまさに体力勝負です。しかも、それを何度も繰り返します。また、冷たい潮風を浴びながら、荒れた海で揺れる船の中で倒れないようにふんばるのは、予想以上に体力を消耗します。魚があまりとれない時は、体力に加えて精神的にも削らる、とても重労働な仕事です。

危険と隣り合わせ

漁師にとっていちばんのデメリットと言っても過言ではないのが、常に危険と隣り合わせであるということ。特に多いのが、船からの転落事故。漁師仲間と乗り合いの場合は転落してもすぐに気付いてもらえて救出されることもありますが、小型船などで一人で漁をしている場合は発見が遅れ、手遅れになってしまうこともあります。

転落以外にも、天候不良で海が荒れているときは、揺れる船内に激突したり転倒したりして怪我をしたり、船の転覆や遭難なども珍しいことではありません。漁師になるということは、こういった命の危険も覚悟の上で、最新の注意を払いながら漁に出るということなのです。

天候や災害に左右される

人間は自然には勝てません。台風など暴風雨のときは不慮の事故が起こる可能性も高く、船が出せないので、必然と収入は減ってしまいます。津波被害などの自然災害も痛手で、漁船の修復や市場の修復には莫大な資金がかかるため、一度業績が傾いてしまうとそのまま廃業したり倒産してしまったりする人も少なくありません。

維持費がかかる(個人事業主の場合)

車と同じく、船も燃料で動いているので、燃油価格の変動によって経費がかさんでしまいます。特に、低速で網を漕ぎ続け燃料をたくさん使う「底曳き網漁」をする漁師は、年々減少傾向にあります。また、船や網のなど、漁に関する設備の維持費(保険料やメンテナンス費等)もかかります。魚がたくさんとれ売上が上がったとしても、維持費などの支出が多いと当然収入は減ってしまいます。

高収入求人多数!漁業の仕事を探す方法

高収入求人多数!漁業の仕事を探す方法

実際、漁業の仕事を始めるにはどうしたらよいのでしょうか。漁業といっても、働き方や生活スタイルはさまざまです。できる限り多くの情報を集めて、自分が目指す漁師の姿をイメージしてみましょう。

漁業就業支援フェア→漁業研修制度

フェアに出展している漁協・漁業会社とマッチングが成立すると、一定期間、採用が決まった職場で仕事をしながら基礎的な漁労作業の指導を受ける「漁業研修制度」(国の補助事業)が活用でます。これは、本格就業を前提に、漁業研修生として実際に日々の仕事をしながら経験を積む試用期間のようなものです。詳しい制度の内容は、全国漁業就業者確保育成センターや各都道府県の相談窓口で確認しましょう。

全国漁業就業者確保育成センター

セミナーや体験に参加する

自治体などが主催するセミナーや、漁業体験に参加することも大切です。現役の漁師から直接話を聞いたり、実際に漁業体験をすることで、自分に合う漁業を見付けやすくなります。現場に足を運ぶことはとても重要で、今まで気付かなかった新たな発見があることでしょう。

漁業協同組合や漁業会社に就職する

直接漁協や漁業会社にアプローチをして、船員になるのもひとつの方法です。ただしすべての漁協や漁業会社で常に新規雇用を募集しているわけではないので注意してください。先述した「漁業就業支援フェア」では、採用意向のある漁協や漁業会社が出展するので、直接採用状況などを確認することができますよ。

漁業学校で学ぶ

本格的に漁業を学ぶ場として、水産高校や水産系大学以外に、漁業に特化したカリキュラムで短期間に即戦力を育てる漁業学校があります。その他、多くの漁協や自治体などが漁師の仕事を学べる研修制度を用意しています。

漁師に弟子入りする

もし、知り合いに漁師がいれば、直接弟子入りをするのも手です。実際に船に乗り組み、漁業のノウハウを教えてもらうのは大きな糧になります。もし知り合いの漁師がいなくても大丈夫! 「漁師 弟子入り」などで検索すると、求人ボックスなどで直接募集をかけている組合や漁業会社もあるので、是非チェックしてみてください。

まとめ

未経験でもチャレンジできる漁業を仕事にしてみませんか?

若者の田舎離れや一次産業離れの影響で後継者不足に悩まされている漁協が多い一方で、新たな漁業のビジネスモデルにチャレンジする漁師も続々と登場しています。国や自治体の支援制度もあるので、重労働ではありますが、未経験者でも始めやすい状況になっています。種類によっては高収入の求人もあります。移住して自然の中で仕事がしたい人は、漁業への転職も検討してみてはいかがでしょうか。

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