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地方移住、田舎暮らしでのよくある失敗例は?何が大変、不便だった?【田舎暮らしの知識】

2020年5月16日

地方移住や田舎暮らしを考えている人で「失敗したらどうしよう…」と考える人は多いはず。この記事では移住して失敗してしまった人の体験談と、移住に向いている人、向いていない人を分析、紹介します。

地方移住でのよくある失敗例、田舎暮らしで後悔したことは?

豊かな自然環境での暮らしを夢みて地方移住に踏み切ったものの、思わぬ失敗や後悔を経験したという人は少なからず存在します。経験者はどのようなことにつまづいたのでしょうか?

仕事や住環境など生活基盤の準備、交通手段や買い物といった日常の利便性、田舎ならではの人間関係や娯楽の少なさなど、多岐に渡る経験談をまとめました。

移住先で仕事を見つけるのが大変、仕事が見つからない

生活の基盤をつくるには移住先で収入を確保する必要があります。居住地に関わらずできる職種の人を除き、移住先で新たな仕事につくことになりますが、職探しに苦労したという声は少なくありません。

そもそも移住先の人口が少ないということは働き口も限られます。一般的には賃金も都会と比べて低いですし、希望通りの職種・条件の求人に短期間で巡り会うというのは難しいでしょう。

そのため、移住後に職を探すよりは、希望の地域で仕事を見つけてから移住を実行するほうがリスクを避けられます。ひとつの手として、移住地域の県庁所在地など、地方の都市部に通勤することを前提として通勤圏内から移住候補地を探すと、働き口も見つけやすいでしょう。

Uターン・Iターンに特化した求人サイトを活用するなど、就業と移住を合わせて計画的に進めることをおすすめします。

想像以上に移住先が不便過ぎる

都市部と比較して田舎が不便というイメージは誰もがある程度持っていると思います。代表的なのが、交通機関の乏しさです。バスや電車が1時間に1本、地域によっては1日に数本のみということも珍しくありません。

また、スーパーなど商業施設があまり多くないことも不便な点としてよく挙げられます。大型スーパーやショッピングモールが生活圏内にあるかは生活の質を左右します。さらに困るのが、医療機関の少なさでしょう。通院が必要な人、高齢者や子供がいる家庭などは、病院が近くにないと、不便なだけでなく普段から不安を抱えて生活することになります。

人間関係、近所づきあいが想像以上に大変だった

人口の少ない地域に移住した人からは、都会にいた時は考えられない距離感に戸惑う声がよく聞かれます。地域の人たちがお互いに知り合いというような環境では、公私を問わず地域のコミュニティが密にならざるを得ません。

近所づきあいが必須でプライベートがない

ご近所同士の家へ気兼ねなく(場合によっては断りなく)出入りし、各家庭の内情が筒抜けというような地域はいまだに多くあります。地元で働く場合は、職場の人間関係とご近所の人間関係が重なることも多いでしょう。

人口が少ないほど、どこにいても知り合いの目がある状況になり、目立った行動や何気ない世間話がいわれのない噂になることもあります。地域の人間関係が濃いのは、防犯・防災面などで心強いことではありますが、プライベートを大切にしたい人には大きなストレスに感じるかもしれません。

自治会、消防団、地域のイベントの参加が必須

田舎に特有の事情として、自治会や消防団などのコミュニティ活動には事実上強制参加であることが多いようです。当番や役は指名制で断れない、頻繁に手伝いや飲み会に駆り出される、イベントの欠席は認められないなどです。

移住者が若いほど働き手としての期待を高く持たれてしまう部分もあるでしょう。助け合いの精神は大事ですが、事情がある場合や非合理的に思えることでも断れないのはつらいですね。関係がうまくいかずに、万が一いわゆる「村八分」の状態にされてしまうと、居心地が悪いだけに留まらず、生活に支障をきたすことにもなりかねないのが怖いところです。

車がないと生活できない

地方では多くの場合、通勤や買い物など暮らし全般に渡って車移動が前提の生活になります。近くにお店が少ないことに加え、ターミナル駅や繁華街に出るにも、駅やバス停が自宅から気軽に行ける距離になかったり、本数がかなり少なかったりします。必然的に、自家用車を持ち家族それぞれが運転できないと、生活はかなり不便なものになってしまうでしょう。

お酒を楽しみたい人にとっては、車生活ゆえの煩わしい部分が出てきます。飲酒した後は出かけられませんし、外出先で飲む場合は運転代行を頼まないと帰れないことになります。また、運転に不安を覚える高齢になった後の日常生活を車なしで送れるかというのも深刻な問題です。

想像より生活費がかかる

地方暮らしは住居費を抑えられる反面、思わぬコストがかかることがあります。例えば、前述したように自家用車が必須の生活となるので、維持費用やガソリン代がかさみます。地方は物価が安いイメージがありますが、小売店が少なく価格競争がないため、特産物以外は定価でしか買えないという声もあります。

ネットショッピングでも離島の場合は送料がかなり高く設定されています。寒冷地域に移住した場合は、灯油など冬場の暖房費用に驚くことになるかもしれません。その他、公共料金やインフラに関わる費用は田舎のほうが高くなる傾向にあります。

人口密度が低いほど、その地域の設備や制度にかかる費用を負担する人数が少ないことになるからです。地理や財政状況によっても異なりますが、国民健康保険料や水道料金が都会暮らしより高いことは珍しくないですし、医療費助成なども都心のほうが手厚い傾向にあります。

移住先での家探しに失敗した

地方移住を夢見るとき、広々とした一戸建てや趣のある古民家での暮らしをイメージする人は多いかもしれません。しかし、居住環境は快適な生活を送る上でとても重要なものですから、慎重に考えてみる必要があります。

風通しよく作られた昔ながらの家屋は、虫や隙間風と切り離せず、冷暖房の効きが悪くなりがちです。長く空き家だったなどで、想像以上に修繕が必要になるケースもあります。メンテナンスや暮らしの工夫を億劫に感じる人、機密性や断熱性を求める人は、現代的な設備で暮らせる住まいを探す方が無難です。

子供の教育環境に不満がある

豊かな環境で子育てしたいという思いで、自然に恵まれた地方への移住を考える人もいるでしょう。のびのび過ごせる自然環境にはもちろん計り知れないメリットがありますが、子供の学習面に目を向けると不安な声が聞かれます。

まず、地方では学校までの距離が遠いことがよくあり、子供本人のみならず、部活の送迎などで親の負担も大きくなりがちです。進学先も、家から通える距離という条件では限定されてしまいます。生徒数が少ない環境で深い絆が期待できる反面、競争心や周囲からの刺激をモチベーションにすることはしにくいでしょう。都会と比較して学習塾や習い事の選択肢が限られる点も、親としては不安に思う要素です。

移住先に娯楽が少ない

都会から離れるほど、都会的な遊び場や飲食店の数が少ないのは避けられないことです。また、お店の閉店時間が早い、繁華街に行っても行き帰りに時間がかかるため遅くまで遊べないなど、物足りなさを感じることもあるでしょう。

美術展やコンサート・映画・舞台・セミナーといった文化的な催しは、大都市に比べるとどうしても機会が限られます。自然を満喫して暮らせれば満足なのか、それとも都市型の娯楽が欠かせないのか。自分が生活を楽しむために必要なバランスを見極めて住む場所を決めたいところです。

地方移住、田舎暮らしに向いていない人ってどんな人?

ここまで、地方移住にあたっての失敗談や懸念点をご紹介してきました。こうした声を受けて、どのような人が田舎暮らしに向かないタイプなのか考えてみましょう。

いろいろなものが足りない生活を楽しめない、工夫できない人

都会と比べて何かと不便な田舎暮らしにおいては、足りないものを補う知恵が必要になってきます。必要なものを調達する手段、代用品または使わなくて済むようなやり方を、頭を使って考えることになります。

そういった工夫が面倒に感じる人は、便利な都会暮らしを選んだほうが満足のいく生活ができるでしょう。また、飲食店巡りやクラブなど、都会ならではの楽しみを持っていた人は、代わりとなる楽しみを前向きに見いだす姿勢がないと、移住後につらくなるかもしれません。

都会での便利な生活を忘れられない人

都心では電車は数分おきに来ますし、そうでなくても交通手段が複数あることがほとんどでしょう。都会には商業施設は選べるほどあり、コンビニや深夜営業のお店など、必要なものがすぐに手に入る環境も揃っています。

公共施設や医療機関が整っていて、行政サービスも電子化など機能的に進歩している点でも、やはり都市部が恵まれています。細かいところでは、例えば都会のマンション住まいで24時間ゴミ出しができることに慣れている人も多いでしょう。そうした利便さを手放しても快適に生活できるか、念入りにシミュレーションしてみてください。

自分で判断して決められない優柔不断な人

地方移住にあたっては、移住のメリットデメリットを検討し、仕事を決め、住まいを見つけて手入れしながら暮らすといった、生活の算段を自ら立ててゆく必要があります。必要なものや情報を仕入れて問題に対処すること、自分のことだけではなく地域のコミュニティの一員として役割を果たすことも求められます。判断を人任せにし、与えられる物や情報でなんとかなるだろうという考え方では、地方移住とは相容れないでしょう。

今の環境から逃げたいだけの人

都会暮らしから田舎暮らしへライフスタイルを転換するのは、簡単なことではありません。前述した通り、自己責任で調べてリスクを覚悟し、能動的に生活環境を整えなくてはなりません。地域にも積極的に関わっていき、お互いに情報や助けを与え合うオープンなスタンスも不可欠です。

今の環境が嫌だから…という理由で移住を実行しても、後ろ向きな姿勢でいては、新たな環境の不便さに新たな不満が募るだけに終わるでしょう。環境を変えるだけなら他にも手はありますから、安易に移住という手段に走るのはおすすめしません。

まとめ

地方移住の失敗談は多岐に渡りますが、ひとつの共通点としては、田舎暮らしで発生する苦労を想像しきれていなかったことがあると言えます。地方移住を考える際は、その土地でどう生計を立てどのように生活するか、課題が出てきたらどのような手段で対処するか、可能な限り具体的にイメージしましょう。

田舎暮らしを実行に移すのは、想像を超える不便さにも前向きに対処しつつ暮らしを楽しむ覚悟を本当に固めてからにするべきです。あえて中堅都市を選んで、利便性を保ちながら憧れの自然を感じて暮らすという手もありますよ。移住したいという勢いだけにとらわれず、自分が快適に暮らすために必要とする環境を今いちどよく考え、検討してみてください。

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